『傲慢になるな全てにおいて謙虚でいることが綺麗で幸せな花を咲かせる』

 


「国の根幹は、食とエネルギーと安全」だと思います。啓発し続けるのは、試行錯誤・創意工夫の連続で、その主義主張は、時として私をどんどん孤独にし、その穴を埋める時間に対応できず、病に落ちた。通院したのは精神科。貴方の病は、10年以上もの身体のつけが生じたもの。だから完治するのに10年はかかる。処方された10種類以上の抗うつ剤。身体に優しい食べ物を提案しながら、薬を飲み続ける罪悪感。だから30年勤めたJAを退職し、自分の箱を整理し、薬の服用をやめてみた。それはまるで土が浄化されるような、自然の姿に戻る「自然農」そのものだった。


 再起を求めて歩いたのは佐賀市三瀬村中山間地域、農業の大型化は、目的の為に、大事なものを削り落としたり、省いたり、時に命のリレーを強引に除いたりする。しかし自然からみると排除の対象になるものは何もない。不純物がないありのままの空気・土・水そして景観は、人も農産物も穏やかにしてくれる。



でもそこでの農業生産活動は、効率性とはかけ離れ、経営が成立たず、農家の高齢化・後継者不足という圧倒的マンパワーが不足する。加えてイノシシなどの有害鳥獣は竹藪で繁殖し、電柵・ワイヤーメッシュ等の柵で農用地を守るという人の策で、餌を求めて平坦部の農用地に降りていく。洪水や土砂崩れを防ぎ、日本の美しい景観を演出しているのは、間違いなく中山間の農業生産活動です。平坦部の豊かな暮らしを担保している中山間地域の生産活動。中山間地域と都市部の交流。現状周知・支援・ボランティア・移住営農・観光等のマンパワーの集結ができないものか。都市部で不足している自然や癒し・社会教育・食育と、中山間で不足しているマンパワー(農繁期など)集結、参加型社会の協働・推進力をあげ、「共生共栄」が成立つ。


 


『傲慢になるな全てにおいて謙虚でいることが綺麗で幸せな花を咲かせる』


中山間地域のひとりの高齢者がつぶやく「どんどん放棄地が増える」国・組織・社会すべての箱は、効率性を追い求め、こぼれゆくものは放置される。それでこの国は、豊かになっているのか。そしてそれを幸せと呼べるのだろうか。社会や個人の課題解決は、いつも傲慢。でもてっぺんから下をながめるだけで、心穏やかになり、ものを大事にする心や広域を見守る心がよみがえってきます。謙虚になることができるのです。

 大自然の中山間を訪れ、そこに身をおけば、個人の力で解決できない、多様な考え方が生まれる。それは「競争」ではない「共創」の楽しさ。「家庭教育」「学校教育」「社会教育」にない、「食育+もの創りライフワーク」(アグリアートアカデミー)が生まれてきそうです。



 

私の父は、46歳で命を閉じました。子供の頃、父と交わした約束。「誰かを幸せにする農家」それは、今も、現在進行形なのです。そして謙虚に呟こう。「それを知って、このまま10年何もしないでいいのか」「人の心はいくつもの想いでできている」綺麗で幸せな花を繋いでいこう。